コーチングとコンパッション


「マインドフルネス」が注目を浴びています。

本来は同義ではないはずですが、合わせて「瞑想」もやっている人が増えているようです。

自慢ではないですが(本当か?)、「マインドフルネス」という言葉が出てくる前から、私は瞑想に取り組んでいました。いや、そのころは瞑想という言葉よりも「座禅」という言葉の方が有名だった気がします。

ネットで座禅についての記事を読み、自分のメンタルな部分のサポートのために始めましたが、確かに効果は出ています。

このBlogの「コーチへの道」シリーズで、コーチングに興味を持ったのが会社の研修だと書きました。実は瞑想を初めて体験したのも会社の研修でした。この時は本格的で、どこかのお寺の住職さんがいらっしゃって、座禅を組んで30分以上瞑想したことを覚えています。

瞑想の最中に大きな気づきがありました。悟りを開いたわけでもなく、恥ずかしながら何を気づいたのか今となっては覚えていないのですが、「ハッとして、目から鱗が落ちた」感覚だけは今でも覚えています。


マインドフルネスだけで成果は出ない ——今リーダーに求められる「コンパッション」とは

グーグルやアップル、ヤフーなどが導入していることで注目を浴びたマインドフルネス。日本でも認知度が上がってきたが、そのマインドフルネスと“コインの裏表”と言われるのがコンパッションだという。

(中略)

コンパッションとは「人に注意を与えて、寄り添う」能力のことで、相手と共に「いる」、相手のために「いる」ことです。同時に、相手に対して心を寄せる、相手にとって自分がどう役立つかを感じる、という意味合いも含まれています。

Business Insiderより引用


マインドフルネスを補完する考え方として「コンパッション」というものが出てきました。

上記の記事を読んでいて驚いたのは、「コーチング」という言葉は一つも出てきませんが、私にはコーチングのことを言っているような気がしたのです。

「人に注意を与えて、寄り添う」

これってコーチングそのものです。

記事の中には「意識的に複数の選択肢の中から反応する」とか「自分と相手に心を向ける時間をとることで、自分の固定観念を外したジャッジメントができる」という記述もあります。

これはリーダーとしての効果のことですが、実はコーチングにおいてはクライアントの効果でもあります。

先に進めなくて迷っているクライアントの方は、「自分の固定概念」のために「選択肢が狭まっている」ことが多いのです。

コーチが質問によってクライアントの固定概念を壊し、気づいていなかった選択肢を引き出すことで、先に進めるようになります。

今後、コンパッションがどれぐらい市民権を得るかコーチとしてはとても気になるところです。また、関連記事があれば取り上げたいと思います。

コーチングも「人に注意を与えて、寄り添い」ます。コーチングに興味を持たれたら、遠慮無くこちらからお問い合わせください。

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