ポジティブに進むには自分を客観視する

「病は気から」という言葉があります。

知っている人が、誤解からの自分は重病だと思い込み体調を崩したことがあります。

以下の記事を読んでこのことを思い出しました。


幸せは歩いてこないが、歩み寄れる。まずは頭の中の物語を変えてみよう

ハーバード・ビジネス・レビューの最近の記事によると、人間はものごとに整合性を求めるとあります。そして、人間の脳が整合性をつくり出す最も効果的な方法は、無意識に嘘の物語を作ることです。

なぜ自分や他人はそれをやっているのかというナレーションが流れ、体験と身の回りに見えるものを勝手に結びつけています。

このような無意識の物語を自分の中で繰り返すことで、それがいつの間にか現実になります。

たとえば同僚は失礼だとか、自分のアイデアを無視すると思い込んで毎日仕事に行っていると、いたるところで、侮辱や失礼な行動がはるかに目に付きやすくなります。 これは色々な意味で役に立ちますが、自分に語りかけている物語が成長や幸せを妨げているとしたら、自分の幸せに弊害をもたらす可能性があります。

lifehackerより引用


「人間はものごとに整合性を求める」というのは実感としてよく分かります。しかし、それが進んでしまうと、整合性をとるために自分の考え方をねじ曲げるということが起こってくると書かれています。

最近読んだ本に”自分の小さな「箱」から脱出する方法“というものがあるのですが、その中に自分とある人との関係性が悪くなると、「相手が悪い」という前提で自分の行動を正当化する(整合性を取る)ようになるものがありました。引用した記事でも、「自分と上司との関係性」として同じようなことが書かれています。

自分と向き合い解放する

では、どうすればそのような悪い方向の整合性から脱出できるのか?

記事の中では「最初に、自分自身や他人に対してのイメージや思い込みを確認し、それに向き合うことです。」「次は自分が変えたいと思っていることを実現するには、物語にどのような変化が必要かを考えましょう」とあります。

これが、コーチングそのもので驚きました。

コーチングではまず自分を客観視することから始めます。

物事に行き詰まっている人は思考や物の見方が硬直化しています。一人で考えていれば当たり前です。変化を起こすトリガーが無いわけですから。

クライアントはコーチと話をしながら凝り固まった自分の考えをほぐしていきます。思ってもみなかった質問をコーチから投げかけられて答えを考えるうちに、いままで気が付いていなかった自分自身の思いを知り、それが他人の見方に影響を及ぼしていたことを知ります。

コーチングをしているとクライアントの方が「あっ!」という言葉を発して何かに気づいたり、自分と向き合ったがために泣き出される方もいらっしゃいます。

その後、自分のありたい姿、やりたいことをイメージしていきます。そのゴールイメージが明確になることで、そこへ向けたストーリー(物語)を自分で作り、それにしたがって進んでいきます。

「病は気から」のポジティブパターンです。できている姿をイメージすることで脳にゴールに向けた整合性を作り出させるのです。

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