悩んだり、迷ったりして前に進めていない方は、現在取り組んでいることと自分の価値観との関係を、一度じっくりと振り返ってみてください。
自分の中にある価値観とのズレが、迷いの原因だったりします。
価値観とは明確に意識しているものでなくとも、例えば自分の過去の経験から、無意識のうちに物事の価値や優先順位を付けている場合があります。
コーチングをしているときにクライアントの方でよくあるパターンは、過去における親御さんの教育方針や関係性、もしくは子供としてずっと親御さんを見ていたときの親御さん自身の生活、考え方などです。
私の場合は母の行動パターンでした。
私はリスクを重く見て躊躇してしまうことがよくあります。そこで、自分の過去を思い起こしてみたところ、母の物事の進め方に影響していることに気づきました。
母は事前の段取りを重要視して、そこから外れてしまうことをひどく嫌っていました。段取りを重視するということは可能な限りリスクを減らすということです。恐らくそれをずっと見ていたから自分もリスクを避けるという行動パターンなのだと思っています。
気づくことによって自分を客観的に見ることができる
価値観に気づいた後、それを無理に変える必要はありません(変えてもいいですが)。価値観の原点を気づくだけでもだいぶ違ってきます。
私の場合ですと、何か慎重になっているときに自分の行動パターンを思いだして、「それはリスクを回避しすぎではないか?」「そのリスクが現実になったとしてどれぐらいの問題が起こる?」と自分を客観視するようにしています。
クライアントの方でよくあるのは、価値観とだと感じていたことが、単なる「思い込み」だったという場合です。
「これが大事」と思っていたのですが、なぜ大事なのかをよくよく考えてみたら、昔からそうしてきたという理由だけだったという場合もあります。
コーチングのセッションでは、コーチとの会話の中で価値観の原点を見つけていくこともできます。コーチングに興味を持たれたら、遠慮無くこちらからお問い合わせください。