
Oscar CastilloによるPixabayからの画像
職場での会議やプレゼンテーションの時、一生懸命に話しているのに今ひとつ一体感が無い。しゃべればしゃべるほど逆効果になって場が冷めていく経験をしたことはありませんか?
私は、先日これをやらかしてしまいました。
話し続けていると、聞いている人が逆に話に集中しなくなる感じです。
これは想像ですが、言葉が流れ続けていると、それが空気のように当然のもののようになり、耳から耳へ素通りしてしまうのではないかと思います。
優秀な講師は講義中、言葉を意識的に途切れさせているそうです。さっきの想像の理論からいくと、言葉が途切れることで平衡状態が崩れ、ハッと気づいて集中が講師に戻る感じです。
メリハリを付ける
会話だけではなく、何かに一生懸命アプローチしている時もメリハリが重要です。
常に120%で突き進むと集中力が持ちません。特に上手くいっていないときは、闇雲に頑張らずに一度力を抜いて休憩することも必要です。
営業でのお客様へのアプローチも押してばかりでもなく、お客様のガードが堅ければちょっと間を置くことも考えないといけません。
話題を会話に戻します。コミュニケーションでは「沈黙すること」は恐怖だったり失礼だったりします。言葉が途切れると一所懸命に話題を探しながら何かを話そうとしますよね。
だからといって全てのケースで沈黙が悪いという訳ではありません。
上記のプレゼンの時もそうですし、コーチングでは沈黙は1つの重要なファクターです。
コーチが沈黙すると、クライアント自分と向きあえるようになり、深い思考モードに入ります。そして新しい気付きを得ることができるのです。