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「仕事のやり方」について今のやり方に何の疑問も抱かずにそのままやっているというケースは多いです。
先輩などから教わった場合など特にそうなりやすいですが、自分が考えたやり方でも、自分がいいと思って始めただけにそれを変えるというのは勇気がいることです。
でも考えた時とは、自分の知識レベルや環境も変化しています。今もそのやり方がベストとは限りません。
「仕事のやり方」だけでなく商品のメニューだったり、セミナーのテキストなども同じです。その時がベストでも今は違うかもしれません。自分で考えたり、決めたりしたことも謙虚に見直す癖を付けたいものです。
なぜ、こんな事をふと思ったかというと、私が聞いているNHKの「ラジオ英会話」の教え方がとてもわかりやすいからです。
また、英語だけでなく歴史も、ある本を読んでから勉強のやり方について気付きがありました。
どちらも「仕事のやり方」ではないですが「勉強のやり方」をこれまでと変えてきているのです。
まず英語の場合です。
英語の勉強はルール(文法)を覚えることから始まりました。
覚えたルールに単語を当てはめていく感じです。
でも、ラジオ英会話を教え方は違います。感覚やニュアンスから解説してくれます。
英語は本来コミュニケーションツールなので、感覚やニュアンスが重要です。別にルールを最初に決めた訳ではありません。感覚をもとにそれが体系化されてルールになったにすぎないので、ルールから教えるのはとてもなじみにくい。
おそらく最初はルールから教えた方がいいと考えられたので、こうなっているのでしょう。でもテストの点がよくても実際に使いこなせない日本人の英語は、これまでの教え方が実用に合っていなかったのだと思います。
歴史の場合はどうでしょうか?
おそらく歴史だけに、起こった順番で一番過去から学ぶことが重要だと思われていたのだと思います。
でも、せっかく「今」に生きているのだから、現在起こっている事象の原因は何だったのかを読み解きながら学ぶ方が楽しいと思います。
これは「NHKさかのぼり日本史」という本が、まさにこの考え方で書かれていて、歴史を現在から過去へ遡りながら解説しているのです。
従来の歴史の勉強の仕方には大きな欠点があります。現実的には過去から学んでいく方法だと授業時間が不足して、もっとも大事な近代がいつもなおざりになってしまうのです。これは今の国際状況を正しく理解する上で大きな問題だと思います。
ちなみに、わたしが英語や歴史を学んだのはかなり昔の話なので、今は改善されているかもしれませんね。もし改善されていたら、まさしく冒頭で書いた「やり方の謙虚な見直し」を教育現場が実際に実行しているこということになります。
あなたも今のやり方を見直してみませんか?
上記の英語と歴史の新しい勉強方法については別のBlogにはなりますが、以下のエントリーを書いています。