前回の記事(アヒルに話しかけると課題が解決するって本当?)で、「質問を言葉で表現することが大事です」と書きました。そして表現する手段として文章として書き出す方法もあると示しました。
でも、「文章を書くのは苦手」という方もいらっしゃると思います。
そんな方にお勧めしたいのが、「アウトライナー」というツールです。
世の中には様々な「アウトライナー」があります。実はMicrosoft Wordもその機能をこっそり持っています。
ちなみに今、旬なツールはおそらく「Dynalist」というツールだと思います。
どんなツールかというのは、すでにいろいろな情報がインターネットにあるのでここでは割愛します。ちょっと見たところ、以下のサイトがわかりやすいと思います。ものすごくざっくり言うと「箇条書きツール」です。
【文章を書くすべての人へ】神アウトライナー!Dynalist
「私は絶対、手書き派です!」という方には無理にお勧めしませんが、キーボードやフリックが得意な人は、Dynalistのようなアウトライナーで頭の中のことを書き出すと楽です。
とりあえず書く
いきなり文章をテキストエディタで書こうと思ってもなかなか難しくありませんか?
なんとなく力が入って、小説でも書き出すような気持ちになって、いっこうに筆ならぬキーボードが進まないということになっていませんか?でも、箇条書きならそのハードルが下がります。
まず、頭の中にあることをとりあえず勢いに任せてタイピングします。
勢いが大事です。「てにおは」が間違っていようが、係り受けが変であろうが、誤変換があろうが気にせずタイピングします。
起承転結も無視して、頭に思い浮かぶ順番に書き出していきます。
整える
とりあえず、頭の中の事を書き出せたと思ったら整えます。この時にアウトライナーの機能が威力を発揮します。
箇条書きの順番を簡単に入れ替えられるので、読む人が理解できるような順番を意識しながら文書としての形を整えていきます。このとき文書の校正も一緒にやります。
一つの項目を二つに分解したり、その逆をしたりなども簡単にできます。
関係なさそうと思った項目は、とりあえず下の方に待避しておいて、結局最後まで使わなければ消してしまえばいいのです。
アウトライナーにはもっと機能があるのですが、これだけでも頭の中を書き出すには十分便利です。
実は、質問を言葉で表現するためではないですが、今回のこの記事もDynalistを使って書いています。
アウトライナー、まだ使ったことが無い人はぜひトライしてみてください。