部下にはやってもらって当然?

上司・部下の話題が続いていますが、今日はおまけ的な話。

私はNNKのラジオ英会話講座を聞いています。この講座は紋切り型の教え方ではなく、会話のニュアンスをベースに教えてくれるので、とても腹落ちするという事は以前にもお伝えしました

今日のネタも、ラジオ英会話からです。

以下の二つの文の違うところはどこでしょう?

I will make him fax it to you right away.

彼にそれをすぐにファックスさせましょう。

I will have my assistant fax it to you right away.

アシスタントにそれをすぐにファックスさせましょう。

ファックスさせるのが「彼」から「アシスタント」に変わると、英語はそれに該当する単語以外にmakeという動詞がhaveに変わっています。

なぜでしょう?

「ファックスをさせる」というのは仕事をしてもらうという意味で「使役」構文と呼ばれています。

この構文に使われる動詞にはいろいろあるのですが、makeという単語はかなり「やらせる」というニュアンスが強い動詞だそうです。

つまり、対等の関係である「彼」にファックスしてもらうには「強く」依頼する必要があるのでmakeという動詞が使われます。

ところが

「アシスタント」は部下なので、強く依頼するわけではなく「やってもらって当然」なので、makeよりも弱いhaveで十分ということらしいのです。

おもしろいでしょう?(おもしろくない?)

なんとなく英語圏は人間関係がフラットだと思っていたので、「部下がxxするのは当然」というニュアンスが逆に新鮮でした。

考えるに、人間関係はフラットだけど仕事の役割という関係性では逆に日本よりも強い上下関係があるのでしょう。

上司・部下の関係性について最近いろいろと考えていたので、この講義はちょっと引っかかったのでした。

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