ネガティブシンキングやポジティブシンキングという言葉を聞きます。
どちらかというと、ネガティブシンキングは「やめた方がいい」というイメージがあったのですが…。
「脱・ポジティブ」で結果を出す! ネガティブシンキングのススメ
日本では、
●メンタルが強い = マイナスの感情を感じないこと
スペインやイタリアでは、
●メンタルが強い = マイナスの感情を感じていても自分の力を発揮できる
(中略)
感情を評価せずにできることをやる。結果が出ていない物事に対しては、ネガティブな自分を受け入れて、これまでとアプローチを変える。
この流れこそが結果を出すために必要…とはいえ、ではどのようにアプローチを見直せばいいのでしょう。森川さんは「他人からポジティブに思われたくてしている行動を書きだしてみては」と提案してくれました。
引用した記事の「日本」とか「スペイン、イタリア」というのは、その国のサッカー選手の考え方についてでした。
日本の選手は何でも「前向き」に考えられる選手がメンタルが強いと思われているそうです。
サッカー選手でなくても、そう思いますよね。わたしもそう思っていました。
ところが引用した記事では、ネガティブシンキングを推奨しています。
マイナスの感情を是として受け入れる
気をつけないといけないのは、ここでいうネガティブシンキングは悪い事ばかりを考えてくよくよしている状態ではありません。
「傷つく覚悟を持ち、ダメだったことやマイナスの感情をまずはしっかり受け入れる」ことを言っています。
自分は今、ネガティブに考えている。それはなぜか?
どういう所がマイナスだったのか?
「だから、どうだ」という対処法まで掘り下げる必要は無くて、事実だけを確認して受け入れることが大事なのだと思います。
これはある意味、ポジティブに考えるよりパワーが必要です。
つまり、表層的にポジティブに振る舞って自分をだまさない。自分と正直に向き合うのは確かにメンタルが強くないとできません。
コミュニケーションで相手の感情を受け入れるのと似ている
この手法はコミュニケーションとよく似ています。相手の感情をまずは受け入れます。
その感情に対処したり合意する必要はありません。向き合うだけです。
こうすることで、相手との信頼関係が生まれ、相手に対する理解が進みます。
これを自分自身に置き換えると、自分自身との信頼関係が生まれ、自分に対する理解が進むということになります。
それにより自己肯定感が生まれ、物事を進めていくという自信が生まれます。
私自身、正直、ポジティブシンキングをすべきだと思っていましたが、失敗に向き合うネガティブシンキングは価値があると感じました。