リモートワークをしていると、どうしてもコミュニケーションが希薄になりますよね。
先日のエントリーでも雑談をしましょうということを書きました。
今日は、部下や後輩を持っている方に、雑談をもう一歩進めたコミュニケーションについてお伝えしようと思います。
上司や先輩にとって、部下や後輩の能力を高める(あえて「教育」という言葉は使いません)ことは御自身の役目でもあります。
その「高める」方法の一つとしてコミュニケーションが役に立ちます。
そのためには、部下や後輩と正しくコミュニケーションをとって、まず信頼関係を構築しましょう。
なぜなら、その信頼関係の上で部下や後輩はあなたからスキルを学ぼうというモチベーションが湧き上がってくるんですよね。
御自身に置き換えて欲しいのですが、信頼していない人とはあまり付き合いたくないですよね?
信頼関係を構築するためのコミュニケーションとは?
基本は「聴くこと」です。
シンプルですよね。でも、実際はこれがなかなかできません。
部下や後輩を前にすると、どうしても自分の経験の方が勝っているので、教えたくなります。教えるということは自分が「話す」ということですよね。つまり聴かないんですよ。
だから「聴く」というコミュニケーションを意識して話をしてください。
まず、相手に「何か話したいことある?」と聞いてください。
もし「何もない」と答えが返ってきたら(本当は何も無いわけはないのですが…)、「じゃあ、xxxについてどう思っているか教えて?」と共通のプロジェクトについて話を振ってみてください。
相手が話し始めたら、ひたすら聴いてください。話が止まったら、相手の言葉を拾って、「それって、どういう意味?」と質問して、より深い考えを引き出しましょう。
答えによっては、内心「それは違うよ!こうだよ!」と言いたくなることもあるでしょうが、そこはグッとこらえてください。
このコミュニケーションでは、相手の言っていることを「正しいと認める」必要は無いんです。言っていることを「へー、そう思ってるんだ」と「受け止める」だけで構いません。
そうなんです。このような会話は職場ではなく、リモートワークで気兼ねなく1対1で会話できる今がチャンスなんですよ。
職場の自席で話するのも周りの目が気になるかもしれませんし、かと言って会議室に連れ出すのは大袈裟です。
30分ぐらい時間を取って、「ちょっと、オンラインで話そうよ」と誘うだけです。
相手もリモートワークで会話に飢えているかもしれないので、一石二鳥!
さらに、これって話題の1on1ミーティングみたいなものなんです。ただ、本格的に「よし、1on1だ!」と意気込む前に、もう少し軽い気持ちで聴くコミュニケーションをやってみてください。必ず、部下や後輩との関係性のレベルが上がりますよ。