プラダを着た悪魔と田中みな実

「プラダを着た悪魔」という映画から考えた仕事術の記事を読んだ後に、録画していた「プロフェッショナル 仕事の流儀」の田中みな実さんを見て思うところがあったので、それについて書きたいと想います。

「プラダを着た悪魔」は主人公が悪魔のような上司に仕えながら成長していく物語だそうです(実は私は映画を見てません)。

最初は上司にまったく認められず、「私がしたいことは本当はこんな事じゃない」と愚痴ばかり言っていました。

しかし、あるときから上司の言う仕事がどんどんこなせるようになり、悪魔の上司にも認められるようになります。

何が変わったのでしょうか?

主体性を持つ

私が思うにこの切り替わりのポイントは、仕事への関わり方に「主体性を持つ」ことなのではないかと。

悪魔のような上司から、あれをしろ、これをやれと言われ、「言われたからやる」「やらないとしょうがないからやる」という関わり方を最初はしていたのでしょう。

だからこそ「私が本当にしたいのはこれじゃない」という気持ちも芽生えるわけです。

でも、「私はこれをやる」と決めれば(宣言すれば)、主体は一気に自分に移ります。そうすることで「やらされ仕事」ではなく「自分の仕事」になり、自分でいろいろ考え、先回りして準備するようになります。

結果的に仕事の質が上がり、うまくこなすことができて、上司に認められるようになる。

上司に認められたら、今度は本当に自分がやりたいことをやらせてもらえる。

こんな流れだと想像します。

一方、田中みな実さんのプロフェッショナルの番組。

彼女は、自分が「色モノ」で「消耗品」と見られていることを意識しており、そのような仕事へどう関わるべきか葛藤を抱いていました。

でも、逆に自分で色モノ、消耗品で「あろう」と決心することで、自由になれたとおっしゃってました。

色モノ、消耗品として求められている事に対して、それに120%応えると決めて努力する。

これもまた「主体性を持つ」ことに他なりません。

実は番組の中では、完全に吹っ切れているわけではなく、まだモヤモヤしているのも感じられました。

それでも「自分で決めた」という事実が、彼女にとってひとつの自信というか、生き方に一本スジが入った感じがして、とても頼もしく見えました。

個人事業主の場合一見、仕事には主体性を持っているように思えます。

本当にそうなのか見つめ直してみてください。

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