若手社員が一皮むけて大きくなる時

仕事には大きく分けて2種類あります。

「これを、やってください」

と言われてやる仕事と

「よし、これをやろう!」

と自分で始める仕事です。

個人差や仕事のとらえ方で変わってきますが、一般的には後者の仕事の方が、前者の仕事よりもやりがいは感じるものです。

もう少し、狭く考えてみます。

何か問題があって、それを解決するケースです。

他の人から

「これのxxxが問題なんですよ。よい解決策を考えてください。」

と言われるのと、自分で

「よし、ここの問題点を見つけて解決してやろう!」

と思うのでは、解決策を考えるモチベーションが違うはずです。

前者のケースだと

「えー!、めんどくさいこと言われてしまった…。」

と思うかもしれませんが、後者は

「これを解決すれば、xxxxがxxxになるぞ!」

と前向きな気持ちになるはずです。

主体的であることの重要性

かなり極端に書いてしまいましたが、どちらの場合も後者の方は「自分が主体」です。

主体的に行動すれば責任感が出ますし、取り組むモチベーションが全然違います。

仕事をしている最中も自分でコントロールしているという満足感がありますし、成功したときの達成感もより大きな物になります。

だから、あなた自身が仕事をするときには、ぜひ主体的に捉えて行動して欲しいと思います。

一方、あなたに若手の部下がいる場合です。

仕事の都合上、どうしても部下には仕事をやってもらう必要があります。それは裏返して部下の立場に立つと、上で書いた主体的でない仕事になります。

部下の成長とモチベーションを考えると、できれば主体性を持って仕事をして欲しいですね。

じゃあ、どうするか?

すべての仕事でなくてもいいので、部下に課題を発見するように仕向けてください。

「ここが問題だと思うので、こうやって改善してください」

ではなく

「この作業の問題点を見つけて解決してください」

と指示するわけです。

部下のスキルレベルを考えて、適切なテーマを与えてあげてください。

部下に問題点を見つけて、解決策を考えてもらいます。

仕事の火急度にもよりますが、上司の目で見て問題点が違っていても、グッとこらえて続けてもらいます。

最後まで考えて、達成感を味わってもらうのです。

もし、別の解があるのなら、終わってから部下と問題の着眼点や解決策について議論してください(この時にコーチングのスキルがあれば、やりやすいです)。

かなり忍耐のいる作業ですが、若手はこれで一皮むけてくれますよ。

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