オンライン会議システムが与える影響と効果

ZoomやTeamsなどのオンライン会議システムが凄い勢いで普及しましたね。

会社だけではなく、プライベートでもオンライン飲み会とかで活用している人も多いと思います。私もそうです。

でも、100%顔をつきあわせての会話と同じではないとも感じています。

一番大きな違いは「同時に話せないこと」

だと私は思います。

もちろん、ずっと同時に話すことはあり得ないのですが、実際の会話では話し手が切り替わるときに、すこしかぶっていると思うのです。

でもZoomなどでは、ここの部分を意識しすぎて相手が話し終わるのを「待つ」状態が生まれていると思います。

これだと、会話がトランシーバー的な意識になってしまい、妙な「間」が生まれてしまいます。

それとか、話を始めるきっかけがつかめなくて、意見を言いそびれるということもあります。

(余談ですが、「トランシーバー」という単語はイマドキ通じるのだろうか…)

Zoomのビジュアルな部分の改善や、新機能の追加はドンドン進んでいるし、音声の音質についても改善が進んでいるけど、この「会話の掛け合い」の部分の改善は、あまり進んでいない気がするのは、私だけ?

もっともっと、普通に会話できるようになればいいのになと思っています。

一方、そのデメリットを補ってあまりあるメリットもあります。それは

場所の制約がなくなったこと

もう、物理的に会えるか会えないかはまったく関係なくなってしまいました。これは驚異的です。

しかも、パソコンも不要でスマホさえあれば、日本中どころか世界中の人と顔を見ながら話ができるんです。しかも無料で(通信費除く)。

これは、セミナーやカンファレンスの可能性がものすごく広がりましたね。

日本中から集客できると言うだけでなく、「会場」に関するリスクが激減しました。

場所を確保できるか?参加者が少なければ会場代をまかなえるか?

これらのリスクはかなり低くなりました。

でも、Zoomで講義をするときの新しいスキルは必要になります。

参加者の注意を引きつけたり、集中力を切らさないようにするためのテクニックは物理的な会場とは違ってきます。

資料の見せ方、ホワイトボードの使い方もまったく違いますね。

ツール側も改善されていくでしょうし、使う側もそれに応じてどんどんバージョンアップしていかないと、置いてきぼりを食らってしまいます。

私もいろいろ勉強したいと思います。