ここで言っている「自信」はいい意味で、「うぬぼれ」は悪い意味で使っています。
さて、どういう所が違うと思いますか?
ちなみに、完全な人間などいないので、自分のある領域で「うぬぼれて」いる部分があるのは当然だと思います。
その上で、以下の私の分析を読んでもらって考えてみてください。
1. 実績の有無
「自信」は客観的な実績に裏付けされていることが多いと思います。
「うぬぼれ」は主観的な思いだけで、客観的な実績が無い場合もあります。自分で思い込んでいるだけというケースですね。
2. 人に言いたいか?
「自信」は自分からはあまり言い出しません。聞かれたら答える程度。
「うぬぼれ」はあえて自分から他人に誇示することがあります。
3. 人から間違いを指摘されたり、批判された時の反応の違い
「自信」の場合は謙虚に受け止めて改善しようとしたり、理不尽な批判の場合は意に介さない。
「うぬぼれ」の場合は、怒って反論したり、批判した人の人格を否定するような言動に走る。
4. 相手の気持ちがわかる
「自信」は自信のない人の気持ちをおもんばかり、理解しようとできる。
「うぬぼれ」は、自分がうぬぼれている領域については他人の気持ちを考えない。
5. 何かと比較しているか?
私はこれが一番大きなポイントだと思っています。
「自信」の場合は絶対比較。唯一無二の基準に対して比較をしている。例えば「100mを9秒9で走ることができる」。
「うぬぼれ」は相対比較で他人と比較をしている。「私はxxxさんよりは早く走れる。」
もしかすると「自信」は比較さえしない。自己肯定感が高く、自己基盤がしっかりしているので、比較などしなくても自信が揺らぐことはないのかもしれません。
自信にするにはどうするか?
さて、自分がうぬぼれていると気が付いたら、それを自信に変えるにはどうすればいいでしょうか?
私が考える一つの方法は
「徹底的に勝負する」
です。
うぬぼれているので、自分が一番だと思っているはず。
なので、比較されるようにあえて勝負を仕掛けるわけです。
そして、必ず負けるときが来るでしょう。そこで挫折を味わい、謙虚に自己鍛錬を積んで、今度は自信として生まれ変わるわけです。
もし、一度も負けなかったらどうなるか?
うぬぼれが止まらなくなるかもしれません。
でも、本当にそこまで勝ち続けると、逆に考え方が変わり、うぬぼれや自信を突き抜けた境地に入る気がします。
どうでしたでしょうか?
おっと。そもそも、こんな分析をしている時点で私は「うぬぼれて」いるかもしれない…。