課題解決における視座(後編)

前回の続きです。

視座を高くする手法として、「上司の視点で考える」という事を書きました。

でも、「上司の視点なんか想像もつかないよ」という人もいらっしゃるかもしれません。

今回は別の手法について書きたいと思います。

繋がりを意識する

それは、課題の「対象」や「場所」に繫がっているものは何かを考えてみることです。

実際にヒモで繋がっているとかそういうことではありません。

課題の対象に変化が起こると、どこに影響するのだろうか?

課題の周りでルールや仕組みを変えると、どこで何が起こるのだろうか?

そういうことを、観察して考えてみてください。

やり方が難しければ、書類や情報の流れから追いかけるというのも一つの手です。

例えば、課題を解決するために、書類のフォーマットを変えると、周りの部門ではどのような変化が起こるか?

行動する

対象がどこに繋がっているのかを考えるとき、対象の「正面」ばかり見ていても気が付かないことがあります。これは実際の「正面」という意味だけではなく、色々な意味で見えている所というニュアンスです。だって、裏で、どこかと繫がっているかもしれませんからね。

では、どうやって知るか

それは、自分が動いて裏へ回りこむということです。つまり、課題を解決するためには、自分が行動するということが大事なんですね。

行動すると視点が変わって見えていなかったものが見えてきます。

このようにして、繫がりと影響を知るということが、すなわち、複数の人間や部門を俯瞰している、上司の視点のひとつという訳です。

どうでしょうか。2回に分けて視座のことを書いてきました。

視座を高めるというのは、視点を高くするということであり、それはより広い範囲を見ることで、物事のつながりを見るということになります。

そうすれば、より高い次元の解決策を考えることができるようになります。

一度、やってみてくださいね。

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