気付く前に気付いているかもしれないという話

視点

課題に一所懸命取り組んだ結果、課題の「解決策に気づき」ますよね。

この状況を、コーチング的な考えで深めていくと、解決策に気づく前に「自分自身に気づく、もしくは自分自身の変化に気づく」というのがあるのではないかと思いつきました。

いや、正確には自分では「気づいた」とは思っていないけど、無意識のうちにそのステップを踏んでいるのではないかという事です。

自身の内面が変化したり、視点が変わったりするようなパターン

例えば、見えていないところが見えるようになった気がする。

「いつもと違った視点から対象を見ているようだ…。」
「あそこは、これまで見えていなかったけど、なぜか見えるようになった…。」

もしくは、自分がどのような立場の人間なのか?どういう考え方をもっていた(いる)のか?価値観は?などに思い当たる。

「何か『思い込んでいた』のかもしれない…。」
「これまであまり気にしていないポイントが重要に思えてきた…。」

などの感情が発生しているようなステップです。

解決策に気づいたときは、実はこのようなことが自分の内面でその前に起こっていた。ただ、その変化に気づいていないだけなのでは?

このようなこのような変化が起こると、切り口がガラッと変わるので、その結果として解決策を思いつくことになるという流れです。

どうでしょう?あくまで仮説ですが、悪くはない気がします。

逆手に取る

課題に取り組んでいるときに行き詰まったなら、意識してこれらの気付きを得るよう仕向けてみるのはどうでしょうか?

「いつもと違った視点で見てみよう。」
「その奥に何があるか確認してみよう。」
「自分は思い込みにはまっていないか?それは事実か?」
「本当に大事なポイントは何か?」

こうすることで、自分自身に向き合う事でヒントが得られるかもしれません。

もっと活用を考えてみる

さらにもっと積極的にこの考え方を使ってみましょう。

別に課題があると思っていなくても、自分が気になっているものをさっきの観点で見つめ直してみます。
そうすると、自分がまだ課題と認識していなかったことが課題としてクローズアップされて、改善すべきポイントが浮かび上がってくるかもしれません。うまくいけば、合わせて解決策も浮かぶでしょう。

「何か自分がモヤモヤしている」時は、このように対象に課題があるとは認知していないけど、実は課題が潜んでいるというケースがあります。

なので、モヤモヤしている時はいつもと違う視点で見るようにしたり、自分と対象との関係性について考え直してみると、いいことがおこるかもしれませんよ!

ちなみに、コーチングは気付きを与える作業をサポートします。
なにかモヤモヤしている時に、一緒にそれに対して向き合って、掘り下げる活動を行います。興味を持たれたなら、ぜひご連絡ください。

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