一日や一週間の計画を立てる時の「あるある」話です。
やるべきことを詰め込み過ぎて、全部できないことあるでしょう?
計画を立てている時はモチベーションも上がって、アドレナリンも出ています。
だから、たくさんの作業ができそうな気になっているんですよね。
どころが、やってみたらなかなかそうはいかない。結果として積み残しの作業が出てきてしまいます。
ちなみに、この「短期に詰め込んでしまう」という課題の対策は、今回のテーマではありません。悪しからず。
長期計画の難しさ
では、10年後の計画を立てる時はどうですか?
「そんな先までの計画は立てらないよ!」
という方、多いと思います。
無理やり考えだしても、何かモヤっとしていて、ボリューム感が見えにくい計画になっていませんか?
むしろ、一日などの短期の計画とは逆に、分量も少なくなりませんか?
短期が「あれも、これも」という感覚なのに対して、長期は「まあ、これぐらいかな?」という思考。つまり、達成しようとする分量が期間の割に少なくなっているのです。
ちなみにこの現象は、想像できない期間について、脳が「および腰」になるからなのかもしれません(私の推測です)。
こうなると思考が短期スコープになってしまい、長期で見渡せていないわけですね。
「長期的スパンに立って」というのはよく聞くセリフです。しかし、実際に立って考えてみた経験は実は少ないのではないでしょうか?。
まず「積み上げ」で考えてみる
よく言われるのが
「10年後の長期目標を考えてから、それを中短期に分割しましょう」
という方法です。
ただ、その10年後が見通せないと、その先に進めません。
この
「なかなか長期スパンでは考えられない」
という課題についてはどうするのがいいでしょうか?
いっそのこと、「積み上げ」で考えてみたらどうでしょう?
つまり、10年後をまずイメージするのをまずあきらめます。その代わり、今から継続したらどこまで行けるかを考えてみるわけです。
まず、一年後のゴールを考えてみましょう。
次に、一年後にここまで行けたら、その先には何が見えてくるか?何がしたくなるか?を考えます。
一年の延長線かもしれないし、「そこまで行ったら次は!」的な感じで少し別の方向に進みたいと思うかもしれません。
そして、これを10回繰り返すと10年後がおぼろげながら見えてきますよね。
そうしたら、次はその10年後をもっとクリアにして行きます。調べたり、具体化したりして、目標として固めていきます。
これならできそうだと思いませんか?
こんな感じで10年後の目標が定まったら、今度は逆算して年間の目標に改めて分解してみます。
最初に積み上げた1年ごとの目標とずれていても、それはもう無視です。最初の目標はあくまでも「手段」ですから。
このやり方なら、ゴールが具体的に見えているし、プロセスも一度なぞった道なので、長期と中短期の計画がたてやすいはずです。
今度はむしろ、短期計画に詰め込み過ぎないように注意しないといけないかもしれませんね(笑)。