「専門性を持った人」というと、どんな人を想像しますか?
ある領域において知識量が多い人というイメージありませんか?私も、なんとなくそんなイメージを持っていました。
でも、以下の記事を読んで私なりの考えが頭に浮かんだので、自分でもすこし書いてみました。
名古屋大学名誉教授の潮木守一さんは、『フンボルト理念の終焉?:現代大学の新次元』(2008)のなかで、「すでに知識は定まっており、疑う余地のない不動のものである」という伝統的な考え方に対して、「知識をまだ明らかにされていないもの」として扱い、大学を研究に変革したのが「フンボルト理念」だとしているのだそうです。
https://www.lifehacker.jp/article/2307_book_to_read-1277
この理念に基づくと、専門性の本質は、知識をいかに「生み出すか」にあると考えられます。つまり、膨大な情報が溢れる現代において、「知っているだけ」では専門家とは言えません。
そこで重要となるのが、以下の3つのステップです。
ステップ1. 知識を咀嚼し、アウトプットする
単に知識を記憶するのではなく、自分の言葉で説明できるレベルまで理解を深めることが重要です。そして、相手や状況に合わせて説明方法を使い分けることも求められます。
ステップ2. 知識を繋ぎ合わせる
異なる知識間の関連性を見つけ、そのつながりを論理的に説明できる能力が必要です。
これは、知識をより深く理解し、体系的に整理できる必要があります。
ステップ3. 知識を組み合わせて、新しい知識を生み出す
これは、ステップ2でつながった知識だけではなく、性質の異なるものを組み合わせることも含まれています。これができれば、真の専門性の証と言えるでしょう。
専門性を高めるための具体的な方法
では、これらのステップを踏まえて、専門性を高めるにはどのような方法があるでしょうか?
- アウトプットを意識した学習: 書籍や論文だけでなく、ブログ記事やプレゼンテーションなど、積極的にアウトプットする機会を設けましょう。
- 異なる分野の知識を学ぶ: 自分の専門分野だけでなく、関連分野や全く異なる分野の知識を学ぶことで、新たな視点を得ることができます。
- 議論に参加する: オンラインコミュニティや勉強会などに参加し、他の専門家と議論することで、アウトプットしながら自身の考えを深めることができます。
- 常に新しい情報を取り入れる: 専門分野の最新情報だけでなく、幅広い分野の情報を収集し、常にアンテナを張り続けることが重要です。
まとめ
専門性は、単に知識を蓄積することだけではなく、知識をいかに「生み出すか」が求められます。
上記で紹介したステップや方法を参考に、アウトプットすることで、真の専門家を目指しませんか?