「こだわり」と「執着」って、似ているようで全然違いますよね。
私も『イシューからはじめよ』を読んでいて、ふと立ち止まりました。
MITの人工知能研究者ミンスキーは、ノーベル物理学者ファインマンについてこう語ったそうです。
「彼は決して一つの考えに固執せず、常に別の見方を持っていた。」
この姿勢こそ、質の高いアウトプットを生み出す秘訣なのかもしれません。
「執着」していた頃の私
正直に言うと、私も「執着」によって遠回りしたことがたくさんあります。
冷静になって振り返ると、それは「意地」だったんですよね。
たとえばこんな考え方をしていました。
• 「最初に気づいたのは自分だから、最後までやり通したい」
• 「ここまでやったんだから、この方法でいく」
• 「できないのは自分の力不足。だから諦めたくない」
でも、そうやって固くなっているときほど、なぜかうまくいかないんです。
不思議なことに、「もういいか」と力を抜いた瞬間、別の視点が見えてきて、すっと解決できたりする。
「こだわり」と「執着」は紙一重
「こだわり」は、自分の価値観を大切にしながらも、柔軟に変えられるもの。
「執着」は、他の可能性を閉ざしてしまうもの。
この違いを意識できるだけで、心の軽さが全然変わってきます。
だからこれからは、何かに夢中になったときこそ、自分に問いかけてみたいと思うんです。
「これは、こだわり？それとも、執着？」
リラックスが執着を手放すカギ
私の場合、「執着から抜け出す」きっかけは、リラックスしているときに訪れます。
たとえば…
1. 湯船の中でぼーっとしているとき
2. 散歩しながら風を感じているとき
3. 一人で静かにこもっているとき（トイレの個室も意外といい😁）
肩の力を抜くことで、心の余白が生まれ、新しい視点が自然と入ってくる。
それが、「こだわり」を育て、「執着」を手放すコツなのかもしれませんね、
「こだわり」と「執着」、どちらも頑張り屋さんほど持ちやすいもの。
でも、ほんの少し視点を変えるだけで、結果も気持ちも驚くほど変わります。
力を抜いて、自分らしい“こだわり方”をしていきましょう。
