退屈しない研修の秘密

セミナー風景

セミナー講師として資料を作るとき、どうすれば「わかりやすい」内容になるかを意識しています。
でも最近、もうひとつ気になっていることがあります。それは――「興味」です。

セミナーや研修に参加する人の中には、自分の意思ではなく会社の指示で来ている方もいますよね。そんな方々のモチベーションを高めるためには、内容そのものに「興味」を持ってもらうことが大事なんです。

そんなことを考えていたとき、過去のメモにこんな一文がありました。

「子ども向けの本は、興味がない人にも興味を持ってもらう前提でつくられている」

興味深くて、実際に図書館の児童書コーナーに足を運んでみたんです。すると、ナノテクノロジーのような難しいテーマの本がたくさん!でも、不思議と「読んでみたい」と感じました。

その理由を考えてみると、「例」や「たとえ話」、「図」が多いことに気づきました。
しかも、「ナノテクとは何か」よりも先に「ナノテクでこんなことができる!」というワクワクする事例から始まっているんです。

これって、ビジネスセミナーにも応用できますよね。
たとえばDX(デジタルトランスフォーメーション)のセミナーなら、定義やプロセスの説明の前に:

  • 実際のDX成功事例
  • 身近な比喩での解説
  • 変革した企業のストーリー

こういった「興味を引く仕掛け」から入ることで、参加者の心をつかむことができます。

セミナー資料を作るときは、単に「伝える」だけではなく、
「どうすれば興味を持ってもらえるか?」を意識してみてください。
それが、学びを自分ごとに変える最初の一歩です。

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