最近、色々なシーンで「傾聴が重要」と言われること多くなった気がします。
でも、どうやって傾聴スキルを上げていけばいいかわからない方もいらっしゃるでしょう。
私自身もコーチの基本スキルとして身につけていますが、もっと伸ばしたいとも思っています。
先日、傾聴スキルを鍛えるシーンを思いついて実践したので、ご紹介したいと思います。
それはあるプロジェクトの「レビュー会」でした。
ビジネスパーソンはレビュー会を期の区切れですることが多いと思います。それを利用するんです。
ちなみに、活用する場はレビューされる側ではなく、する側の方です。
レビュー会では、レビューする側は質問をしなくてはいけないので、聞きながら、一所懸命質問する内容を考えてしまいがちです。
ところが、これはまったくもって「傾聴」になっていません。聞いているつもりで、実は心の半分は思考に行ってしまってます。
ここが、傾聴スキルのトレーニングです。
質問を考えずに、ひたすらレビューされる側の説明内容を聴きます。
相手の表情や、身振り手振りを見ながら、ひたすら聴きます。
そうしてると、ハッと質問がひらめくのです。
無理やりこねくり出した質問ではなくて、純粋な疑問であり、しかも結構、核心をついている疑問なんです。
レビュー会では、「あら探し」的な質問も出ることがありますが、この傾聴をベースにした質問はそうはなりません。
相手の考えや気持ちにフォーカスして出てきた物なので、相手にとっても納得の質問であり、それに答えることは相手の思考を深めることになります。これがまさに「レビュー」だと思いませんか?
私自身が、いい質問ができたのでご紹介しました。