前回の続きです。
視座を高くする手法として、「上司の視点で考える」という事を書きました。
でも、「上司の視点なんか想像もつかないよ」という人もいらっしゃるかもしれません。
今回は別の手法について書きたいと思います。
繋がりを意識する
それは、課題の「対象」や「場所」に繫がっているものは何かを考えてみることです。
実際にヒモで繋がっているとかそういうことではありません。
課題の対象に変化が起こると、どこに影響するのだろうか?
課題の周りでルールや仕組みを変えると、どこで何が起こるのだろうか?
そういうことを、観察して考えてみてください。
やり方が難しければ、書類や情報の流れから追いかけるというのも一つの手です。
例えば、課題を解決するために、書類のフォーマットを変えると、周りの部門ではどのような変化が起こるか?
行動する
対象がどこに繋がっているのかを考えるとき、対象の「正面」ばかり見ていても気が付かないことがあります。これは実際の「正面」という意味だけではなく、色々な意味で見えている所というニュアンスです。だって、裏で、どこかと繫がっているかもしれませんからね。
では、どうやって知るか
それは、自分が動いて裏へ回りこむということです。つまり、課題を解決するためには、自分が行動するということが大事なんですね。
行動すると視点が変わって見えていなかったものが見えてきます。
このようにして、繫がりと影響を知るということが、すなわち、複数の人間や部門を俯瞰している、上司の視点のひとつという訳です。
どうでしょうか。2回に分けて視座のことを書いてきました。
視座を高めるというのは、視点を高くするということであり、それはより広い範囲を見ることで、物事のつながりを見るということになります。
そうすれば、より高い次元の解決策を考えることができるようになります。
一度、やってみてくださいね。