理解力向上の鍵は「つながりと構造化」

物事のつながりを意識すると理解力が増します。合わせて構造化も意識しましょう。

今回は理解力向上のためのアプローチについて考えてみたいと思います。

「ものごとを理解する」というのは、情報をつなげ、構造化していくことだと思います。このプロセスを通じて具体的にどのように理解を深めるか、一緒に考えていきましょう。

物事を理解するってどういうこと?

「理解する」とは、実は2つ以上の情報をつないでいくことです。つまり、情報と情報の関係性を考え、それら構造化していくことに他なりません。

具体的な例で、少し考えてみましょう。

電子マネーの例から考える

「電子マネー」というものを理解できたら、以下のような内容が浮かび上がります。

  • 具体的な電子マネーの「種類」
  • 従来のお金との「違い」
  • 利用可能な「場所」
  • 「リスク」要因

このように、「電子マネー」の概念を理解しようとすること、それに関連する多くの情報が見えてきます。

これらの情報のつながりの具体的な内容(種類/違い/場所/リスク)について調べてみましょう。

構造化で理解を深める

理解が進むと、それらのつながりを「構造化」することができます。構造化とは、つながりをグループ分けしたり、逆に分解してみたりすることです。

電子マネーの例で構造化する

電子マネーに関する理解を進めると、例えば以下のような構造化ができます。

もらい方、使い方、渡し方の違い

具体的な手続きや方法のグループ分け

リスクのカテゴリ

サイバーセキュリティ、不正利用などのリスクをリストアップ

このような構造化によって、電子マネーに関する知識がより深まるイメージがしませんか?

理解の仕方

最後に、理解を深めるためのアプローチについて整理してみます。

物事を理解しようとしたら、本を読んだり、人に聞いたりして「調べる」ことになります。そして、その際に以下の2つを意識すると、理解がより速まり、深まると思います。

どんな繋がりがあるか?

調べている情報と既知の情報との関連性を探る。調べた対象の情報を一つ紙に書き出し、それとつながりそうなものを書き出してみる。

構造化したらどうなるか?

情報を整理し、カテゴリーを考えて階層的にグルーピングしていく。付箋やマインドマップのツールなどを使ってみるのもよい。

まとめ

物事を理解するとは、情報をつなぎ合わせ、構造化していくことを、電子マネーの例で考えてみました。

調査や学習の際に、関連性と構造化を意識することで、理解が深まり、素早く情報を取り込むことが可能だと思います。

メモ帳やツールを使ってみましょう。綺麗にとか正しくとか意識する必要は全くありません。まずは頭の中にある関連と構造を外に出してみてください。

是非このアプローチを実践してみてください。新たな発見が待っているかもしれませんね。

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