問題と課題の違いを意識しましょう!

課題とはあるべき姿になるために乗り越えなければいけないハードルのこと。

問題と課題の違いについては、いろいろな考え方や定義があると思います。
本記事では、私が自分の講座でお話ししている定義を簡単にお伝えしようと思います。

そもそもこの二つを区別をする理由は、より適切な対策を打ち、効果を得るためなのです。
それでは、具体的な例でご説明したいと思います。

問題とはあるべき、ありたい姿と現実のギャップ

ある商品の売上を100万円と予算を立てたとしましょう。ところが、実際の売上は80万円でした。

この予算と売上の20万円のギャップを「問題」と言います。
つまり「予算(あるべき姿)に対して売上が20万円少ない」というのが問題な訳です。

わかりやすいですよね。

気をつけなければいけないのは、この「あるべき姿」を明確にすることです。ここがフラフラしていると、この後で迷走してしまいます。

課題はギャップの要因

この場合は売上が予算より20万円足らない要因が「課題」です。言い換えると、「何が原因で20万円売り上げが伸びなかったか」ということになります。

ありたい姿になるのを妨げているハードルのことなんですね。

このように整理すると、課題は複数ある可能性にお気づきでしょう。売り上げが伸びない原因は一つとは限りませんから。

問題はあるべき姿と現状のギャップ。課題はあるべき姿になることを妨げているハードル。

課題の探索

問題と課題を整理すると、次のステップがはっきりしてきます。

そうです。20万円足らない要因を探すことです。これを「課題の探索」と言います。

例えば要因としては

  • 認知度が低い
  • 価格が高い(ので売れない)
  • 価格が安い(ので売れても100万に達しない)
  • 売っている場所が少ない
  • 商品の魅力が乏しい

などが考えられます。

この課題の探索は難しく、間違った方向へ探索してしまうと解決への道のりが遠のいてしまいます。

例えば、本当は売っている場所が少ないというのが要因なのに、認知度が低いと勘違いして、宣伝を増やしても売り上げは上がりません。

お客さんは知っていて買おうと思っていても、売っているところがないからです。

このように問題を解決するには、課題を「正しく」とらえて、その課題にあった対策を打つ必要があるのです。

また先に書きましたように、問題に対する課題が複数あることは、よくあることです。

この場合も、課題を整理して「複数ある」ということを正しく認識することが必要です。その上で、複数の課題にプライオリティをつけてどういう順番で対策を打っていくのかを検討することが大事です。

まとめ

問題と課題の違いについてご理解いただけましたでしょうか?

課題解決については無料のメールセミナーを実施しています。私の失敗談を交えながら、メールを10回限定でお届けしています。

また課題探索についてご興味のある方はストアカで講座を開催しているのでぜひ受講してみてください。

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