Ryan McGuireによるPixabayからの画像
ネットの昔の記事ですがこんなものがありました。
実力よりもまずコネ? 起業して食っていける人の特徴
起業して食べていける人と失敗している人には、どのような差があるのでしょうか? もちろん、業界・業種、時流、戦略、商材・サービス、個人の能力などさまざまな要因が考えられるでしょう。しかし、起業がうまくいかない最大の理由は、サラリーマン時代の思考と行動原理を引きずったまま行動してしまうことにあると著者は分析しています。
逆にいえば、起業で成功するためには、「起業家の思考と行動原則」を身につける必要があるということ。そこで本書では、著者が見てきたケーススタディをベースとしながら、起業に成功する人が「必ずやっていること」「やらないこと」を示し、起業家体質の人の思考や行動パターンを紹介しているわけです。
ここに上げられている「起業して食える人」の特徴について考えてみます。
1. 直感で答えを出して行動する
裏返すと「理論武装して行動する人は起業しても食えないよ」ということになります。
ただ、この理論武装して行動する人の気持ちはよくわかります。
と言うのは、私もそっち寄りの人だからです。リスクを取るのがへたくそで、かなり安全を確認してから行動します。
でも、いつまでもリスクを取らないでいると前に進めないので、以下のことに気を付けるようにしています。
- どこまで自分がリスクを取れるのかをはっきりさせる
- そのためには、リスクが現実化したときに「何を無くすか」はっきりさせる
- 無くした後にリカバリーできるかはっきりさせる
失敗したときに自分が何を失うのか?失ったものは取り戻せるか?
つまりは、3つともはっきりさせるということですね。頭の中でなんとなく心配しているだけでは、わかりません。
2. できないことは切り捨てる
他人のことを信用していない、信用できる人がいないなどの理由で全部自分でやろうとすると破綻します。
人を頼りましょう。
これについては、過去のエントリー「困ったときは人に頼む」でも書きました。
3. コネは実力のうちと思う
日本で「コネ」といういうとネガティブな印象がつきものです。何ででしょう?「コネで裏口入学」のような先入観を抱かせるような言葉だからでしょうか。
「コネ」の語源は何だかご存知ですか?英語の「コネクション」です。つまり、「人脈」のことなんです。
そう考えると、「実力のうち」も納得がいきませんか?
自分に何かをもたらしてくれるような「人脈」を作るには努力が必要です。会話力(プレゼン力)を磨いたり、常にアンテナを立てておく必要もあります。それって充分実力だと思います。
4. 高学歴だったことを忘れている
これは本当に「忘れている」のではなく、ビジネスで高学歴であることは「武器」にならないと思っているからですね。なので、ビジネスの場で頭に上ってこないのだと思います。学歴は無視して、自分より優れている点があるとわかれば素直に相手から教えを請うという姿勢。これはつまり「相手をリスペクトしている」ということだと思います。
日本人は実は得意なのではないかと思います。というのも、話題になったラグビーの国歌斉唱です。
ラグビーの強さ、ファンであるかをさておき、選手を国の代表としてリスペクトしているからこそ、日本ではない国の国家を一緒に歌ったのだと思います。
どうですか?
ご自身を振り返ってみて何を感じたでしょうか?
個々に書かれていることが正しい、正しくないというより、これを読んでどのように感じて、何を考えたのかの方が大事だと思います。