いくつになっても自分の視点の成熟さに自惚れることなく、自分の視点の限界を自覚する必要があるでしょう。
そして、自分の視点に謙虚になると、他のさまざまな視点を統合することができ、その統合によって物事の本質を掴むことに辿り着けるでしょう。
頭が痛いお話です。
この記事を読んだときに、本当に自分が気を付けようと思いました。
歳をとって経験をつむほどに、知らないうちに自分の視点に自惚れていることがあると気が付きました。
したり顔で説明をしている時ほど、自惚れている可能性があります。
自戒の念も含めて、もうちょっと考えてみました。下の絵を見てください。
自分の視点で対象物を見ています。
経験をつめば視点の幅は広がって、見えていなかったものが見えるようになります。それが下の絵です。
ここまでは、広がることを認識できるだけ「そうか、まだ見えてなかったものがあったなぁ」と意識できます。
ところが
あるところまで行くと、視点が広がっても新たに見えるものが無いため、「もう大体わかった!」と自惚れ領域に足を踏み出すことになります。
ところが、実は反対側まだ見えてない部分が隠れているのです。
ここは自分では隠れていることさえ、気がつかない。
どうするか?
別の視点で見るのです。そうすると見えなかった部分が見えるようになってきます。
でも、自分で視点を変えるのは難しい。
自惚れていたら、なおさら気が付かない
どうするか?
謙虚になって、人の言うことを聞いて、他人の視点を取り込むことです。
そうすれば新たなものがまた見えてきます。
そのうち他人の視点を借りなくても、別の人から「視点を変えてみたら?」と言われて、自分で素直に変えられるようになれば、もっとスムーズに新しいことが見えてくることになります。
さらにもっと進めば、人から言われなくても自分で視点を変えることができるようになるのでしょう。そうすれば目が二つ、三つ…と増えていくことになります。
自分で書きながら「謙虚になろう!」と思いました。