人間、誰しも「不安」になることがあります。
「困っている」時もありますが、こちらはまだましです。困っている対象がはっきりしているので、なんとか解決策をさがすだけです(「だけ」というのは語弊がありますが)。
一方、不安はやっかいです。
ふわふわしていて、つかみ所が無い感覚があります。
つかみ所が無いので、何をどうしていいかわからず、不安な状態からなかなか脱することができないのです。
働き方の多様化は「不調の多様化」をもたらした。メンタルの不調を「技術」で解決するには?
自分のストレス源がなんなのかを、探ること。それが分からないのにつらい状況が続いてしまうのが一番大変ですから。原因が分かれば対処できることも増えるので、まずは言語化していくことです。「漠然としたこの不安はいったいなんだろう」って。
ただ、自分のことって、相対化して、客観的に見ないと分からないものなんです。オススメなのは、過去や未来と今を相対化すること。過去を振り返ったり、未来から自分を見るイメージを持つと良いです。どんなときが楽しかったか、落ち込んだか、これからどんな未来にしていきたいか。
また、人と話すことで、他人と自分を相対化して、自己理解が進むこともあります。自分で自分に質問を投げかけても分からなければ、友達、家族、専門家と話をすること。
引用した記事はメンタルヘルスに関する内容です。でも読んでみると、メンタル不調だけで無く、一般的な不安にも応用できると思いました。
確固たる軸が自分の中に見当たらない
そういうときは何かと比較すれば、軸が見えてくる。
過去や未来の自分と比較する
過去の良かったとき、悪かったときと比べて今はどうなのか?
比較対象の過去における、感情、環境、行動、持ち物…
それらをじっくりと思い出して今とどこが違うのか比較してみます。
言語化が大事なので、ちゃんと書き出して比較してみます。
今とそれ程違わないこと、大きく変わっていること。
言語化して比較することで、自分が具体的に何に対して不安に思っているのが見えてきます。
「サポートしてくれる人がいない」からなのか、「情報が足らない」からなのか。
解決策が見えなくても、「何に対して不安を抱いているか?」ということがわかるだけでもかなり精神的には楽になるはずです。