「マーケティング」というとどんなことをイメージしますか?
「商品のコマーシャルとか考える事でしょう?」
と思っている人もいるかもしれません。
間違いではないですが、これはマーケティングの一部分に過ぎません。
他にも「商品の価値」を作り出すというのも重要な役割の一つです。
差別化は危険
マーケティングで「商品の価値」を考えている時におちいる罠があります。
それは「差別化」という概念です。
商品の価値を際立たせるために、他とは違ったところを考えて、「うちにしかありません!」とアピールすることですね。
このやり方自体は間違ってはいませんが、度を超すと売り手の意識が主体となってしまい、「自分が他と違う事」ばかり考えてしまうようになってしまう訳です。
相手が何を欲しているか?
マーケティングの基本は「相手が何を欲しているか?」です。
作ったものを売ることをだけ考えるわけではないのです。
差別化を考えすぎると、相手が欲していることをほったらかしにしてしまうので、他と違っているけど相手が欲しくないものに流れて行ってしまいます。
これでは商品は売れませんよね。
マーケティングはどこにでもある
「人に必要とされるものを考える」のがマーケティングだとすると、別に商品だけが対象ではないですよね。
人間関係にだってマーケティングはあります。
特に利害関係が発生する人間関係においては、自分自身が商品となります。
その時、自分の差別化ばかり考えていると、自分という商品は売れなくなってしまいます。
人に必要とされる「自分」になるためにはどうするかということを考える事がマーケティングなんですね。
偉そうなことを書きましたが、これはまさに今、私が自分自身に問いかけていることでした。