「知識」や「経験」も負のバイアスになりうる

前回のblogと近い考え方のお話です。

前回のように失敗がバイアスをかけるのと同様に、自分が持っている知識や経験もバイアスをかけてしまう可能性があります。

例を2つほど挙げてみましょう。例えば、

「自分はこういう事を知っている。だから、こうだ。」

このような思考は「普通に」やりますよね。私だってやります。

でも、その知識は本当に今も通用するのでしょうか?
また、いま対象としているケースに対して、はたして有効でしょうか?

「知っている」→「適用」というように脊髄反射的に進めてしまうのはリスクでもあり、まさに知識バイアスがかかっていることになります。

もう一つの例は

「自分はこれまでこうやってきた。だから、こうだ。」

あー、これもやりがちです。

これなんかはありきたりな言い方ですが、まったくもって、思い込み、固定概念ですよね。

昔のやり方が今も通用する、最適であるという保証はどこにもありません。
その人が、これまでそうやってきたという事実のみです。

これを鵜呑みにして行動することは、固定概念にとらわれていると言えるでしょう。

「知識」や「経験」という言葉を使うと、ポジティブに聞こえますよね。
でも「思い込み」とか「固定概念」だと、ネガティブに聞こえます。

同じ内容を言い換えるだけで印象が違います。言葉の裏表は怖いですね。

自分で気づくことが重要

ただ、いつも「知識」や「経験」が間違っているわけではありません。間違っている可能性があるということです。

その間違いは、なかなか他人から直接は指摘してもらえません。

私の知っている限り…
こうやったらうまくいくよ!

このようなキーワードを自分が口にしそうになったら、セルフチェックしましょう。

フラットにイチから考える

その件に関する自分の知識や経験を棚卸して書き出してみましょう。

それぞれに
「今回はうまくいく?」
「今となっては、もっとうまく行く方法があるのでは?」

自分で自分に突っ込んでみます。

次に、他にも無いか調べてみましょう
そして、すべての情報を対等に見るようにしましょう。

自分がリフレッシュされたら、やっぱり人とディスカッションするのが一番です。

この時は相手と対等に話ができることが重要です。
先輩/上司の圧力や後輩/部下の遠慮はダメですよね。

フランクなディスカッションで、自分の知識や経験に基づく固定概念を覆されるかもしれません。でもそれは結果オーライです。

そういう意味で、対等に話ができる人を持つのはとても大事なことだと改めてわかります。
ちなみに、コーチは対等に話ができる相手ですよ。