“バイアス”という言葉を聞かれたことがある方もいらっしゃるかもしれません。
webで定義を見てみると…。
「バイアスとは、先入観や偏見、人の思考や行動に偏りが生じる要因という意味である」
weblio
平たく言うと、本来そうではないはずなのに、そう認知してしまうようにしむける「何か」の事です。
「関西の人は面白いので、あなたも面白い人なんでしょう?」
と決めてかかるのは、「関西人バイアス」です(笑)。
過去の失敗
さて、今回のBlogで言いたいことは、
「失敗した」という過去の要因が、現在の行動のバイアスになっていないか?
という事です。
つまり、失敗したという事実だけが頭の中に残っており、それが
「同じことをするとまた失敗するのではないか?」
という思考に走らせてしまうことが、
「過去の失敗バイアス」ではないかと思うのです。
よーく考えてみましょう。過去に失敗した理由はいろいろあるはずです。
- スキルが無かった
- 周りの状況が整っていなかった
- タイミングが悪かった
だとすると、
- 過去のよりもスキルが上がった
- 周りの状況がよくなった
- 絶好のタイミング
ということになれば、今、チャレンジすると今回は成功するかもしれない訳ですよ。
でも、失敗バイアス、つまりは先入観にとらわれて、現在のチャレンジを躊躇することがあれば、せっかくの成長の機会を逃すことになってしまいます。
これはもったいないですね。
さらに、バイアスが怖いところは「無意識に」かかってしまうことです。
自分自身がバイアスがかかっていることにはなかなか気が付きません。しかも思い込んでいると、さらにタチが悪いです。
ちなみに、どちらかというと周りで見ている人の方が気づきやすいです。
どうすれば思い込みを防げるか?
自分が「過去の失敗バイアス」に引っ掛からないようにするにはどうするか?
1つは「キーワード」。
「昔、xxxだったからなぁー」がチェックワードです。
この言葉を自分が発したら疑ってかかりましょう。
その後、「確かになぁ…」ではなく、「でも、今はどうだろう?」と自問自答してみて下さい。
もう一つは「人と話して意見を求める」です。
「むかしxxx だったから、今度はxxxしようと思うんだけど、どう思う?」
と話し掛けた時に
「えー、それは思い込みじゃない?」
と返ってきたら、「過去の失敗バイアス」の可能性ありです。
ぜひ、二人で議論してみてください。