「今、忙しい？」
こんなことをよく聞かれることがありますよね。
その時、あなたは「はい、忙しいです」と答えていませんか？
忙しいはネガティブな言葉
「忙しい」という言葉は、ネガティブなイメージを持たれることが多いのです。
自分で「忙しい」と言ってしまうと、ますます忙しい状況に追われている気持ちになり、余計なプレッシャーを感じることもあります。
さらに、相手にもネガティブな印象を与えてしまうことがあります。
「忙しい」と言うと、相手は「わたしに対しては時間を取る余裕はないのだな…。」と感じるかもしれません。
相手の気遣い
相手が「最近、忙しい？」と挨拶がわりに尋ねるのではなく、「今、忙しいですか？」と真剣に聞いてくるのは、あなたに配慮しているからです。
「（ちょっと相談に乗って欲しい、手伝ってほしいことがあるんだけど…）今、忙しい？」と聞いている時、相手はあなたの邪魔をしたくないという思いも同時に抱いているのです。
だから、あなたが「忙しい！」と答えると、相手はとても「悲しい」と感じてしまいます。
相手が気を使ってくれているのなら、あなたも気を使ってあげましょう。
自分の気遣い
もし今、手が離せない状況であれば、「ゴメン、ちょっと待っていてくれる？」と伝えましょう。
もし本当に忙しければ、「今ちょっと忙しくて、明日（来週/来月）なら手が空くかもしれない」と言って、後で協力できる意思を示しましょう。
さらに、その場合でも「話だけでも聞いてあげましょうか？」とあなたに言ってもらえると、相手はとても喜ぶはずです。
あなたが話を聞くのにかかる時間は、長くても5分程度です。
もしもあなたが一分、一秒を争う状況でなければ、相手の話を聞いてあげるだけで、相手の気持ちは楽になるはずです。
なぜなら、他人に話を聞いてもらうだけで、心が軽くなるからです。
さらに自分が手伝うつもりがあるなら、事前に情報を得ておくだけでも何かの役に立つはずです。
こうやって、5分だけでも話をするだけで、相手との関係性はずっとよくなります。
「忙しい！」
ではなくて
「とりあえず、話だけでもする？」
と言ってみましょう。
