会社におけるコミュニケーションの重要性はこれまでも言われてきました。
「飲みにケーション」という言葉もある(あった?)ぐらいです。でも、最近はあまり同僚で飲みに行くことも少なくなったと言われています。
「社内スナック」でママデビュー!——ベンチャー社長は社員との交流にカウンターの中へ
フィンテック企業が集うコワーキングスペース「FINOLAB(フィノラボ)」に、“出張スナック”が出現した。グラスにお酒を注ぐのは、新米ママたち。この日接客していたのは、スナックの開業を目指す会社員女性(34)や、飛び込みでママになったオフィスの利用者らだ。
(中略)
五十嵐さんはこう話す。「人と人のつながりが目の前で形になっていくのが、見える。たまたま隣に座った人同士でも、ママという第三者を介することで、トライアングルのように関係ができていく。数多くのスナックを巡ってきましたが、カウンターの中に入って初めて知った新しい景色です」
上記の記事は、同じ会社関係の飲み会でも「スナック」という「場」を設定してそこで「スナックのママ」を中心に新たなコミュニケーションを作るという実験です。
同じお酒を飲みながらでも、居酒屋で輪になって話をするのと、ママを中心にして話をするのは、感じが大分違います。これはいったいどうしてでしょう?
ママはハブ
あまり親しくなかった二人がいきなり話をするのはそれなりにハードルが高いです。緊張もします。どちらかのコミュニケーション能力が高ければ話が弾んでいきますが、そうでなければ時間がかかるでしょう。
ママがいると、お客はママと話をします。ママはコミュニケーション能力がありますし、お客からしても相手は「ママ」なので遠慮なく話ができます。つまり同じ立ち位置では無い訳です。
そのうち、ママを間に挟んで話題が合ったお客さん同士が会話を始めます。つまりママをハブにして繋がった二人がもう、ママを経由しなくてもコミュニケーションを続けていくのです。
コーチもハブ?
この記事を読んでいた思ったのが、コーチングの拡張です。
コーチングでは同時に二人のクライアントと話をすることはありません。しかし、クライアントがコーチをハブにして繋がっている形態は同じです。
コーチはクライアントとのセッション内容を許可無く他人に漏らすことは絶対にしません。しかし、クライアントが希望するのであればハブにもなれるのではないかと感じました。
コーチングに興味を持たれたら、遠慮無くこちらからお問い合わせください。