
「目標」と「目的」。
よく似ているこの二つの言葉。理解して使い分けていますか?
「目的」と「目標」の違い 目的と目標は、目指すものという意味では同じだが、目的は、最終的に実現しよう、成し遂げよう、到達しようとして目指すもの。 目標は、さしあたって実現させたり、成し遂げたり、到達しようと目指すものをいう。 目標には「目印」の意味もあるように、目的を達成するために設けた目印が「目標」である。
最終ゴールが目的で、目標はそこまでのマイルストーンという位置づけです。
「なーるほど」と納得したあなた。それではあなたがいま掲げているのは「目的」ですか?それとも「目標」ですか?
「私の目的は起業することです!」
「起業が目的なんですね?」
「え?いや違います。起業は目標でした。40歳までに1億円貯金することが目的です!」
「貯金が目的なのですね?」
「え?いや違います。貯金は目標でした。目的は早期リタイアです!」
「リタイアが…」
冗談はさておき。ここでポイントは3つあると思います。
- 目的の確認
- 具体的な目標の設定
- 目的と目標の入れ替え
1. 目的の確認
さっきの会話はあながち冗談でもありません。あんな感じで自分の最終ゴールは一体何なのかを一度突き詰めておいた方がいいです。
突き詰めた結果、その時点で最終ゴールが貯金なら、私は貯金が目的でも構わないと思います。
2. 具体的な目標の設定
目的を決めたら、具体的な目標を改めて考えます。もし、さっきの会話で貯金が目的なら、目標は起業でなくて投資かもしれません。
考えた結果やっぱり起業が目標とすると、もっと手前の目標も考えます。
起業するためには、「xxxの資格を取る」という目標があるかもしれませんし、その手前に「xxxのセミナーを受ける」というのもあるかもしれません。1で目的を広げたように、目標を細分化していきましょう。
3. 目的と目標の入れ替え
最初に設定した目的はずっと目的でないかもしれません。節目で目的をもう一度見直しましょう。その時には新たにリタイアが目的として見えてきているかもしれません。
もしそうなら、これまでの目的の貯金を目標に置き換えて、リタイアと貯金の間にある新たな目標(マイルストーン)を見つけておきます。
こんな感じで目標と目的は意識して使い分けるべきですが、決めたものはどんどん変えていきましょう。
私も未経験ですが、もしかすると命ある限り最終的な目的は存在しないかもしれませんね…。