ポジティブシンキングの習慣をつけたいと思っている方、いらっしゃると思います。
効果についても、人生が豊かになるというものから、集中力が高まるという説もあります。
ここではこれらとは別の効果についてお話ししたいと思います。
「ラッキー!」とまず言う
何か、自分が期待しているのとは異なる結果になったときは、どう感じますか?
例えば電車に乗るのを待っているとき、待っている人の人数から考えて、これは座れそうだと思っています。
ところが電車がホームに入ってきて乗り込んだとき、ギリギリの感じで座れなかったことありませんか?
ここで「くそー」と思わずに、「ラッキー」とまず考えます。
とりあえず無理矢理でもそう思って、後からラッキーの理由付けを考えて見ましょう。
例えば、私の典型的なパターンは
「ラッキー!、座ったら寝てしまいそうだったので、立っていれば寝ずに本を読むことができるぞ」
のような感じです。
私、最近電車で座って本を読むと、かなりの確率で寝てしまうのです。
こうやって、何とかメリットが出ることを考えることは「視点を変える」トレーニングになります。
つまり、あるポイントから見るとネガティブな事象なんだけど、視点を変えるとポジティブに見えてくるとことがあるんですよ。
この「視点を変える」というテクニックをマスターすると、何かに行き詰まったときに、新たな行動・対策を取ることができるようになります。
行き詰まっているときは大抵、視点が硬直していて他が見えなくなっているものですが、強制的に視点を変えると別のアイデアが浮かんできます。
加えて、新たな視点を必死に考えることで、もともとの「悔し−!」「残念!」という気持ちにとらわれずにすみますよね。そうすればネガティブスパイラルに陥るのを防ぐこともできます。
ちなみに、本当に大事な案件では安直に「ラッキー!」で視点を変えてはいけない場合もあります。
そういうときは、ちゃんと結果に向き合わないといけませんよ。
向き合ってから後で、「それでも、ラッキー!」と視点を変えるのはいいと思います。
この「視点を変える」というのは、コーチングのセッションでも重要な意味を持ちます。
クライアントが自分一人では視点を変えられないときに、コーチが質問することで、視点を変えてもらうということをやります。
コーチングに興味を持たれたら、遠慮無くこちらからお問い合わせください。