「枠組み」とは何のことかと思われたかもしれません。
例えば「中小企業向けの経営コンサルタント」というのは一つの枠組みです。
これは既存の枠組みと言っていいと思います。そしてご想像のとおり、これで起業している方は沢山いらっしゃいます。
それはつまりライバルが多く、クライアントに選んでもらうのはなかなか大変です。
枠をずらす
ライバルを減らすにはどう考えればいいでしょうか?
それは、枠を少しずらして「既存」では無くしてしまうという方法です。
枠とは何でしょうか?
それは
- 誰に
- 何を
- どうやって
です。
まず「誰に」をずらしてみましょう
「中小企業向け」をずらすことを考えてみると、こんなずらしかたが思い浮かびます。
- 個人事業主向け(の経営コンサルタント)
- NPO向け(の経営コンサルタント)
こんな感じです。
個人事業主もNPOも「経営」は重要です。NPOだって利益は上げなくとも、存続のために経営マインドは必要なはず。
こういう枠組みで提示されると、個人事業主やNPOの人は自分にマッチしたコンサルタントをやってもらえそうなイメージを持つはずです。
次は「何を」をずらします
「経営」をどうするか…
- (中小企業向けの)資産運用(コンサルタント)
- (中小企業向けの)ブランディング(コンサルタント)
どうですか?ずらすイメージが湧いてきましたか?
最後は「どうやって」です
コンサルタントをこのようにずらしてみます。
- (中小企業向けの経営)講座
- (中小企業向けの経営 )co-worker
正直、最初の「中小企業向けの経営講座」は、ずらしが甘くて世の中にたくさんあります。ちょっと失敗。
2つめのco-workerは少し変わっていると思いませんか?コンサルタントが知識を与えるとすると、co-workerは共に実務をするようなイメージです。コーチングスキルを持ったコンサルタントと言ってもいいかもしれません。
このように、既存ではない独自の枠組みを作ってしまうと、ライバルがグッと少なくなります。
今、考えているビジネスをちょっとずらしてみませんか?