「わたしは、どうも話し下手で会話に苦手意識があります。」
「自己紹介の後、何を話していいか困ってしまいます。」
そんな方に、簡単に話が弾む方法をお伝えします。
質問する
基本は「相手に話してもらう」です。
話すことが苦手なら、まずは相手に話してもらいましょう。
ご挨拶のあと自己紹介をしたのなら、その内容について何でもいいから聞いてみましょう。
「音楽がお好きなんですね?」
もし、相手の部屋に入れてもらえたのであれば、部屋の中の何か目立つものを話しましょう。
「観葉植物がいっぱいなんですね?」
そう聞いた後、相手が何も言葉を続けなければ5W1Hで追加の質問をしましょう。
「どんな音楽がお好きなんですか?」
「なぜ、部屋にこんなに観葉植物があるのですか?」
オウム返しをする
相手が質問に答えてくれたら、それをそのままオウム返しします。
「へー、K-Popがお好きなんですか。なるほど…。」
「観葉植物を見ているとリラックスできるからなんですか。いいですね…。」
ポイントは、必ずしもこちらから次々に話をしなくてもいいということです。
オウム返しをした後、あえてちょっとだけ間を置きます。そうすると、相手がそのネタについていろいろと話し始めてくれます。
もし、相手も何も話をしそうになければ、相手の言葉をよく聞いて、それについて質問をします。
「K-Popというと、どんなミュージシャンがいま流行っているのですか?」
「観葉植物の水やりなんかはどうされているんですか?」
これをくり返すだけです。
もちろん話が流れていく中で、自分が話せる情報をもっているネタに話題が移ったら、今度はご自分から話をしていってもいいと思います。
でも相手の話を聞いているだけでも、コミュニケーションは十分に成立しているんですよ。
なぜなら人は「話を聞いてもらう」ととても嬉しいからなんです。あなたが無理に話題を作って話す必要はありません。
ちなみに、このテクニックは「傾聴」と呼ばれるものの一つです。