「チームコーチング」という言葉を聞いたことがありますか?
「スポーツチームのコーチ?」
それも含まれますが、もっと広い範囲のものです。スポーツだけではなく、複数人で組んで活動しているチームが対象です。
会社の「チーム」もそうです。医療の「チーム」もそうです。PTAも「チーム」だと思います。
では、チームコーチングとは何か?
ひと言で言ってしまうと、
チームを一体化させてパフォーマンスを上げる活動
のことです。
「チーム」に対して「コーチ」が存在し(スポーツと同じ)、コーチがチームに働きかけてパフォーマンスを上げていく活動のことです。
一体化がポイント
チームコーチングでは、チームのメンバーに「個人」が何をするかはなく、「チーム」として何をするかという事を考えてもらいます。
なので、ビジネスで言われるところの、チームビルディングやチームファシリテーションとは少し違います。
「チーム」として考えるとは、あるゴールに向かって活動するときの、チームとしての役割を考えるということです。
チームとして活動する場合、周りに関係者がいます。チームはそれらの関係者とのやりとりが発生します。
その時のチームを、「あたかも一人の人」であるかのように考えて、その「人」がどのように振る舞うべきかということを、チーム全員で考えるわけです。
- 「われわれはチームとして、こういう価値を提供する。」
- 「われわれはチームとして、ここは受け入れるが、ここは反論する。」
- 「われわれはチームとして、こういう行動(活動)をする。」
こんな事を議論します。
そして、そういうことをする場合、「チームとして」持っているリソースは何か?足らないものは何か?
チームコーチはチームとの対話の中で、それらをチームから引き出していく訳です。
チームから個人へ
チームの中で共通の認識ができたら、次は個人への落とし込みです。
チームがそうする、そうなるためには個人がどのように動けば良いか?
個人まで落とし込むことができれば、その後は個人の活動から逆の道筋をたどることで、チームとしての成果を出すことができます。
どうでしょう?何となくでも分かってもらえましたでしょうか?
実は、チームコーチングは、すごく特殊なプロセスという訳ではありません。
当たり前のことなので、無意識のうちにやれているチームもあります。
チームコーチは、それを速く、高いレベルで実現するサポートをする役割なのです。
今後、企業においては、One on Oneとチームコーチングが、ビジネス推進の両輪になるはずです。
もし、ご興味があればご連絡ください。