今回は「何でも振り返りはやったほうがいい」というテーマについてお伝えします。
仕事でも勉強でも、プライベートでも、振り返りはとても重要な活動です。
振り返ることのメリットをお伝えする前に、まず準備事項について説明します。
準備
振り返りを行うための準備としては、いろいろなことを記録しておくことが大切です。
その時は、残すことだけに集中して、余計なことを考える必要はありません。
ただし、すべてを記録するのは大変ですので、「感情」にフォーカスしましょう。
そして、何か感情が揺さぶられたら、それを記録することを心掛けましょう。
例えば、以下のような感情を持った場合には、記録することをおすすめします。
- 「どうして、こんなことになってしまったのか…。つらい」
- 「悲しい…。」
- 「おっ!これはすごい。知らなかった!」
- 「すばらしい!感動した!」
また、その時の出来事や状況についての「事実」も記録しておきましょう。
振り返り
そして、振り返りの時がやってきます。
必ず一定期間を置いてから、記録した内容を見返してみましょう。
もし、「事実」と「感情」の区切りが曖昧になっていた場合には、明確に区別して整理することが重要です。
なぜなら、「事実」は客観的であり、誰が見ても同じであり、コントロールできないものだからです。
一方で「感情」は主観的であり、自分自身でコントロールすることができます。
振り返りの中では、このコントロールできる「感情」にフォーカスすることが重要です。
振り返りのやり方
具体的な振り返りのやり方をご紹介します。
すでに「事実」と「感情」は区別されている前提でスタートします。
あることに対して、悲観的な感情が記録されていた場合には、その悲しみはどのような事実によって引き起こされたものなのかを考えます。
事実自体は変えられませんが、事実の捉え方を変えることで、悲観的な気持ちを克服できるかもしれません。
例えば、何かの失敗に悲観している場合、失敗という事実は変えられませんが、次回同じ失敗を繰り返さないように対策を考えることができます。そうすれば、同じ苦しい思いをする必要がなくなります。
また、ポジティブな感情も振り返ることにも意味があります。
自分がポジティブになれた事実を正しく認識すれば、そのような機会を積極的に増やすことができます。
成功体験を増やす試みをすることが重要です。
振り返りの意義
このように、振り返りを通じて自己理解を深めることができます。
自分の感情や思考パターン、行動の原因や影響を客観的に分析することで、自己認識を高めることができます。
これにより、自己成長や自己啓発のプロセスを促進し、より意識的な選択や行動が可能になります。
後で振り返ることのメリットは、「その時には考えず、一定期間を置いてから考える」という点にあります。
悲観的なケースでは、発生した時に分析する余裕はありません。
同様に、ポジティブなケースでは、喜ぶことに全神経を注いでおり、冷静に分析することが難しいです。
このような理由から、一定期間を経てから客観的に見つめ直すことで、初めて冷静に分析することができるのです。
振り返りは、私たちが成長し学び続けるための貴重なツールです。ぜひ、日常生活の中で積極的に取り入れてみてください。