強制的に視点を変える方法

先日視点を移動させる記事(「自分の視点に自惚れないようにする」)をアップしました。

そうしたら、視点を強制的に移動させる方法を思いついたのでこれも記事にしておきます。

「自分が知っている事でも人に尋ねると、その人なりの見方が解るかもしれない」

上司でも部下でも先輩でも後輩でも誰でもいいので、自分が実は知っていることをあえて知らないふりをして質問してみるという方法です。

例えば、サブスク(サブスクリプション)について。

自分の理解では、「毎月定額を払えばサービスを受けられることができて、機能やコンテンツがどんどん増えていくので便利なもの」という印象を持っていたとします。

その上でまわりの人に「サブスクって知っている?あれってどんなものなの?あなたはどう思っている?」とあえて質問してみます。

そうすると相手がひとしきり話をしてくれます。そして例えば「まあ、飽きたらいつでも止められるからね」と「止める」という視点でコメントをしてくれるかもしれません。

仮に自分がサブスクのサービスを始めようと考えていたとして「毎月(毎年)お金が入ってくるからおいしいビジネスだ!」としか思っていなかったとすると、「そうか!止められないようにいろいろ工夫しなければいけないんだ!」という気付きを得られるかもしれません。

これって、まさに視点を変えてもらったということになります。

ただ、デメリットもあります。

  1. 相手に「自分は知らない」という嘘をついてしまうことになる。
  2. あまりに知っていて当然なことを聞くと「コイツ、こんなことも知らないの?」と馬鹿にされる。

「自分も一応知っているけど、意見聞かせて」というお願いの仕方もあると思いますが、知らないと思っているほうが相手の本音が聞けそうです。

そのあたりは相手と頻度を考えて臨機応変にやったほうがいいでしょうね。

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