私は楽天家ではありません。心配性です(少なくとも自分ではそう思っています)。
正直に言うと、楽天家ぶっているかもしれません。
なので、端から見ているとそんなに気にしていないように見えるときでも、内面では悪い方にいろいろ考えていることがよくあります。
この「悪い方に考える」というネガティブ・スパイラルは恐ろしいです。
最初はほんの些細な不安、もっと軽微だと「引っかかり」ぐらいから始まります。
「あれ?これってちょっとヤバくないか?」
こういうことを私の脳が捉えると、にわかにいろいろと考え始めます。
自分では冷静にリスク分析をしているつもりなんでしょうが、最初に引っかかったことをきっかけにどんどんと不安やリスクを考え初めて、頭の中をグルグルと回り始めます。
冷静にリスク分析をするならば、それが発生する確率も考えなければいけないのですが、そんなことお構いなしに、可能性のあるリスクをすべて考え始めています。
これが始まると、すごい勢いで不安が増えていくので、まさに「スパイラル」に落ち込んでいくという感じです。
健康のこともありますし、仕事のこともあります。
ある仕事のケースは一ヶ月ほど引きずりました。この時は痩せましたねー。
ところが、ほぼすべてのケースでその心配が現実化したことはありません。つまり「杞憂」に終わっている訳です。
ただ、あるときからこのスパイラルをコントロールできるようになりました。
もしかしたら瞑想をするようになったのが、きっかけかもしれませんが、定かではありません。
改善法とは?
前置きが長くなりましたが、私がコントロールできるようになったステップをご紹介します。
1. 自分が心配性であると認識する
まず、これを認めないと話が始まりません。自分はそういう傾向があると認識しましょう。
2. スパイラルに陥っていることを気づく
自分で認識していると、スパイラルに落ち込み始めると気づけるようになります。
「あ!いまヤバイ方向に向かっている。」
と分かるようになります。これは慣れかもしれません。
3. 不安が現実化したことを想定する
気づいたらそこで立ち止まって、じゃあ、その不安が的中したら何が起こるか考えます。
「そんなことをしたらもっと不安になるのでは?」
と思うかもしれませんが、不安ばかりを増やしていくより、一度ひとつの不安に向き合う方が気が楽になります。
そしてたいていの場合、その不安がもし的中しても、いきなりとんでもないことにはなりません。
ここでスパイラルに落ち込むのをストップさせることができます。
この時、頭の中で考えるだけで無く、紙に書き出すとさらに落ち着きます。
4. 人に話す
可能であれば、その心配事を人に話してみてください。相手に解決策を求める必要ではないので、心配事のことを知っていなくても構いません。
あなたが口に出して話すことが重要です。
話すと不思議と落ち着きます。
私はカウンセラーではないので、これが精神論的に正しいかどうかは申し訳ありませんが、保証できません。
ただ、自分ではこれでうまくコントロールできていると思っています。
「書く」と「話す」は万能薬ですね。