感情に囚われる日々からの脱出法

嫌な感情でしかめっ面になる

嫌な感情から逃れるために、私たちはしばしば

「そんなことは気にしていない」
「そんなことはどうでもいい」

と自分に言い聞かせます。
しかし、実際にはこの方法は逆効果です。実は、ますますその感情が気になってしまいます。

なぜなら、私たちは実際にそのことを気にしているからです。
それを無視しようとしても、結局は心の中で渦巻いてしまうのです。

そんなときは、一度その感情と向き合ってみることをおすすめします。

「正直に言うと、それをとても気にしている」
「正直に言うと、それをなんとかしたい」

と自分自身がまず認めるのです。

このように感じていることを自分の内側で正直に認めることが重要です。

では、感情に向き合った後、どうするのでしょうか?

その感情についてずっと考え続けるだけでは、前と何も変わりませんね。

それは、その感情に名前をつけることです。

例えば、上司からのダメ出しに対して気になっていますか?
それなら「否定拒否反応」と名前をつけましょう。

それとも、上司から叱責されることに怯えていますか?
それなら「叱られたくない症候群」と名前をつけることもできます。

このように感情に名前をつけることによって、その感情を客観的な視点で眺めることができるようになります。

この「客観的」な視点は非常に重要です

他人に対しては冷静にアドバイスができるかもしれませんが、自分自身に対してはなかなか冷静になれないものです。

しかし、感情に名前をつけることによって、自分自身に対しても客観的な立場で接することができるようになるのです。

一度、感情に名前をつけてみてください。最初は騙されたと思ってやってみてください。

嫌な感情から逃れるためには、まずは自分自身と向き合い、その感情を客観的に捉えることが大切なのです。

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