物事に対する理解度を深めるためには?

物事に対する理解度が深まるというのは、カメラのフォーカスが合う感じと似ている

頭がいい人は、
「例えば?」と言われた時に例をすぐに言える人。
だという記事をネットで読みました

「うーむ」などと思いつつも、「頭がいい」人なのかなぁー?という思いもありました。

具体例を言えるというのは?

少し考えてみて、「頭がいい」ではなく「物事を深く理解している」と置き換えるとしっくりきました。

これは結構、腹落ちしましたね。

理解が浅いと、表面的に知っていることしか話せません。極端に言うと「伝聞」レベルになってしまいます。
そうすると、知っている内容の中に例が含まれていないと、「例えば?」と言われてもすぐに答えられないわけです。

一方理解が深いということは、本質を知っているということです。

そうすると、抽象的な本質と身近にある何かを結び付けることができる。つまり「例」を言うことができるということです。

自分にも失敗談があります。

サクッと作った資料の内容について、人から「例えば、どんなものがありますかね?」と、何気に聞かれて、「うッ」と詰まったことを思い出しました。

無理やりひねり出した例もちょっとずれている内容で、恥ずかしかった。
まさしく、深く考えずに作った資料だったんですよね(そんな資料を出すこともよくない…)。

理解を深めるために例を考える

このことを逆にとらえてみましょう。

理解を深めようと思ったら、具体例を考えてみるのがいいのではないかと気が付きます。
直接結びつつくような例が無ければ、何かに例えるのもいいですね。

具体例を考えることで、頭の中でふわっとしている情報のイメージが形になってきます。フォーカスが徐々に合う感じです。

もし、知っているつもりで、実はよく知らなかったとしたら、具体例を思いつけません。
なので、いろいろと調べることになります。これで理解が深まりますよね。

理解を他に発展させる

具体例を思いついたら、逆にそこから別の知識に結びつく可能性もあります。

「こんな例で、似たようなものは他に無いか?」

と考えていると、ちょっと違ったものにぶち当たるかもしれません。

「例えば、傾聴ってどんなもの?」と聞かれて

「例えばね、カップルで一人が相手の言っていることを、『ふんふん』とか『へー、xxxだったんだ』と相槌を挟みながら、一所懸命聞いているシーンがあるでしょ。あれは聞いているほうが相手の事をもっともっと知りたいと思って、ひたすら聞いている訳よ。あれも一つの傾聴。傾聴の一つの目的は相手の考えを深く知ることだからね。」

みたいな例です。これを話しながら自分自身で、

「あれ?これってビジネスの1 on 1と似ているな。1 on 1とカップルのコミュニケーションが傾聴で関係しているなら、結婚カウンセリングとビジネスコミュニケーションも何か関係してるかも?」

と気づくわけです。

こんな感じで、具体例を中心にして思いを巡らせてみるのもいいですね。。
「例えば?」で答えられるかどうかは、いい知識バロメータになるというお話でした。