近年、SNSやリモートツールを駆使してのコミュニケーションが主流となりました。ただ、実際にリアルな場でお会いすることで生まれるオフ会は、コミュニティの親密度を飛躍的に高めるキーポイントです。
今回は、オフ会を通じたコミュニケーションのポイントについて考えてみたいと思います。
SNS上のメッセージのお付き合い
最初のステップとして、SNS上でのメッセージのやり取りがあります。しかし、これだけでは相手のニュアンスが十分に伝わらず、まだ距離感が残ります。
Zoomなどをつかったリアルタイムのお付き合い
次に、Zoomなどのリモートツールを使ったリアルタイムのコミュニケーションがあります。
これはSNSよりも一歩進んでいます。
リアルな会話では、相手の表情や声のトーンから情報を得ることができます。これはテキストベースのコミュニケーションとは比較になりません。コミュニケーションの質が格段に向上しています。
また、相手の言ったことにすぐ反応して答えを返すことになるので、脳の回転が速くなる気がします。それにより、会話に「のめり込める感覚」があります。
しかし、依然として距離感は残ります。特に複数人でのやり取りの場合、微妙な「会話の間の違和感」も感じてしまいます。
実際にリアルな場所でお会いしてのコミュニケーション
最も効果的なのが、実際にリアルな場でお会いすることです。これにより、SNSやリモートツールでは埋まりきれなかったギャップが埋められ、コミュニティの結束が強まります。
実際に会っていると、会話がスムーズに進み、発言の間に微妙な間がなくなります。これにより、参加者全員がより活発に会話に参加し、脳の回転も速まります。
また、人数が多い時でも複数のグループで自然に並行して会話を始めることもできます。これはリモートツールでは不可能であり、より広がりのあるコミュニケーションが可能です。
のめり込み感と疎外感
ただ、リアルなオフ会での注意点もあります。
会話の「のめり込み感」が高いので、逆に会話に参加できないとコミュニティからの疎外感を感じやすくなるところです。
例えば、すでに親しい関係や友情がある人たちが一堂に会することがあります。これにより、参加者全体が一体感を感じる中で、新規の参加者や初対面の人が取り残される可能性があります。
なので、積極的に会話に加わっていくことが大事です。リモートツールではできない「相手の言葉の最後に少しだけかぶせて話し始める」ということも可能です。
また、一部の人は新しい状況に適応するのが得意で、すぐにコミュニケーションに参加できる一方で、他の人は時間がかかる場合があります。この差異が、一部の参加者が馴染みやすく、他の参加者が馴染みにくい状況を生むことがあります。
したがって、まわりも発言が少ない人に積極的に話しかけて会話の輪に加わってもらう活動も大事ですね。「コミュニティ」を熟成させていくためには全員の協力が必要になります。
結論として、オフ会を通じたリアルなコミュニケーションがコミュニティの深化に寄与することは明らかです。
オンラインでは得られない直感的なつながりや、会話のリアルな醍醐味を味わいながら、コミュニティをより強固に築いていきたいですね。