今回は、チャンスをものにする方法について考えてみたいと思います。
「チャンスがなかなか巡ってこない」
「チャンスの神様はどこにいるのか?」
自分が停滞している感覚があるとき、このように考えてしまいますよね。
まず、チャンスは待ち構えているものではなく、捕まえに行くものと考えてみましょう。
どのようにすれば、チャンスを捕まえることができるか?
期待を超える
その一つは「期待を超える行動をする」ところにあります。
そもそも「期待」とは何でしょうか?
そう質問されるとなかなか答えるのは難しくありませんか?
デジタル大辞林には
あることが実現するだろうと望みをかけて待ち受けること。当てにして心待ちにすること。
とあります。
ただ、「チャンスをテーマ」にした場合の「期待」を考える時は、私の考えは少し違います。
価値と対価
この場合の「期待」とは、
提供したもの・コトの価値と対価が一致していること
だと思います。
例えば、居酒屋でお刺身盛り合わせが1,200円となっていた時に、お客さんは自分の感覚で「こんな感じの盛り合わせ」を想定します。それが「期待」です。
実際にお刺身が来た時に、量が少なければ期待を下回りますし、例えば、鮮度がものすごくよければ期待を上回ることになります。
この時、お客さんが期待以上の鮮度だと感じてくれれば、それはお店にとって大きなチャンスになります。
「このお店のお刺身は値段の割に新鮮でおいしい!」と思ってくれれば、リピーターになったり、友達に推薦してくれるはずです。
これはまさしくチャンスです。例えばこのチャンスを生かして、お刺身割引のクーポンを配布すれば、来客が増えます。
注意する点は、この例からもわかるように、期待を考える時の視点はあくまで相手側(お客さん)です。自分や自社が考える視点ではないことに注意してください。
顧客の視点で考える
この視点をわかりやすくするために別の例を示します。
営業の方が「お客様の期待を超える」とはどういう事でしょうか?
お客様の視点で考えてみます。
お客様は自分の課題を解決したいと思っており、A社の営業が販売するA社の商品でそれを解決することが「期待」です。
この時、営業がお客様の視点で考え、
お客様のためになるものなら、他社のものでも売る。
とやったらどうなるでしょうか?
これこそ、まさにお客様の期待を超える行動になります。
「そこまで、私の事を考えてくれているのか!」
となり、その営業の方はお客様の信頼を一気に得られるでしょう。今後、継続的に取引をしてもらうための大きなチャンスになります。
期待は何なのか?
まあ、これは極端な例であり、実際はなかなかそうはいかないです。
でも、お客様の期待を超えるという考え方の一つではあります。
どうでしょうか?
一度、相手の「期待」を定義して、それを上回る行動は何かを考えてみませんか?
そこにチャンスがあります!